こんにちは、青山です。
今回はサイコパス(著:中野信子)のレビューとなります。

「サイコパス」のあらすじ

サイコパスといえば、平気で人を殺せるような人間をイメージするでしょう。しかし、全てのサイコパスがそうだというわけではありません。最新の脳科学によって明らかになったサイコパスの真実。

私はサイコパスじゃなかった!

私、たまに周囲の人間からサイコパスって言われるんですよ。

「無表情で人を殺しそう」ってさ。
そんなことを言われたら、物凄く落ち込みますよ。

で、悲しくて悔しくてムカついたので、自分がサイコパスじゃないってことを証明してやりたかったんですよ。だから、本書を手に取りました。

本書にはサイコパスの実態が克明に記されています。
本書を読むと簡易的にサイコパス診断ができるようになります。
私なりに問題を作ったので、皆さんも試してみて下さい。

下記の問いにYESかNOで答えて下さい(頭の中で光景を想像してみて下さいね)。

1.蛇のように細長くてニョロニョロ動くものに嫌悪を感じますか?
2.トラウマになるような恐怖体験をしたことがありますか?
3.女の子が泣いています。大好きなお祖母ちゃんが亡くなったからです。女の子は悲しんでいますか?
4.3の女の子を見て、あなたは心が痛みますか?
5.料理中、包丁で手を切ってしまった人がいます。痛そうですか?
6.5で手を切ってしまった人を見て、あなたは心が痛みますか?
7.嘘をついたことがありますか?
8.7でYESと答えた方に尋ねます。嘘は悪いことですか?
9.何か悪事を働いて(人のものを盗んだり、人を傷つけたり)、親や先生などから怒られたことはありますか?また、怒られて以降、その悪行をやめましたか?

いかがだったでしょうか?
ほとんどYESだ、という方ばかりだと思います。
それでいいんです。
あなた方は正常です。

もし、NOの方が多い、あるいは全てNOだという人がいた場合、その人はサイコパスである可能性が高いです。

先ほどの問いで何を調べたかと言うと、“扁桃体”(注1)と“眼窩前頭皮質”(注2)と“内側前頭前皮質”(注3)の活動の高低です。
サイコパスは、その三つの内のどれか一つ、あるいは複数の活動が低いか、または全く活動していないのです。

私は、それら三つ全ての活動が活発なので、サイコパスではないことが判明しました!やったぜ!
これからは堂々と胸を張って過ごせますよ。

私は本書を自己診断のために使用しましたが、サイコパスというものに興味がある方にもお勧めです。
一口にサイコパスといっても色々いるということがわかりますからね。

サイコパスにも勝ち組と負け組がいるんだなぁとか、外科医や弁護士や経営者など社会的地位の高い人たちってサイコパスが多いんだなぁとか、目から鱗の情報満載です。

注1:人間の快・不快や恐怖といった基本的な情動を決める部分。
注2:相手に対する共感を司る部分。
注3:己の良心を司る部分。。

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