こんにちは、青山です。

皆さんは“一言居士”という四字熟語をご存知でしょうか?
何にでも自分の意見を一つ言わなきゃ気が済まない人、という意味です。
「どうしたの青山さん、いきなり四字熟語の話なんかして?」

と思った方が多いでしょうね。
いやね、実は、私の職場にいるんですよ、一言居士が。
これがウザいのなんのって・・・(´Д`)。

何にでも口を出してきますからね。
その人自身が、ちゃんと理解していないことに対してさえも意見してきますよ。
特に、私の仕事のやり方に“いちゃもん”つけてくるのがマジで嫌!!!

確かに時間がかかる作業をしていますよ、私。
でもね、それはミスを減らすために必要だからやってるんですよ。
そのおかげで私は、ほとんどミスをすることがありません。

でも、お前はどうだ?
滅茶苦茶ミスするじゃん!
私に意見してんじゃねぇよ!!
見習えよ、私を!!!

私の作業時間の長さを非難するけどさ、結局、ミスの手直しにかかってる時間の方が長いじゃねぇか!!!
時間がかかってもミスしない作業した方が結局は時短になるってことがどうして理解できないんだよ!!!
ふざけんなよ!!!

はぁはぁ、・・・申し訳ありません、取り乱しました。
しかし、ホントにキツイですよ。
ストレスが溜まって仕方ありません。

いや、仕事のことだけだったら、ここまで私が苛立つこともないんですよ。
趣味が合うんだったら、仕事ができなくても大目に見ることはできるじゃないですか?
でもね、趣味も合わないんですわ。

競馬か食べ物か女の話しかしないんですよ、そいつ。
どんだけ欲望に忠実に生きてんだ!?
あきれ果てて言葉もない、いや、一周してむしろ言いたいことだらけだ。

非生産的、非論理的、非建設的、非合理的、非現実的。
これだけ見事なクズっぷりを発揮している人も珍しいですね。
社会に何の寄与もしていないでしょう。

・・・と、そこまで考えて、ふと疑問に思ったんですよ。

『果たしてそうだろうか?』

ってね。
社会の役に立たない人間なんているのかな?

その人が存在していることには意味があるはず、というか、意味があるから存在しているはずなんですよ。
そうだと仮定してみると、ちゃんと役に立っていることが判明しました。

その人にはね、子供が三人いるんですよ。
凄くないですか?
結婚して子供を作ることが当たり前だった時代と違って、価値観が多様化した現代において、しっかりと家庭を築いているんですよ。

この少子高齢化社会にとっては大きな貢献でしょう。
加えて、その人はよくAVを買ってるんですよ。
凄くないですか?

インターネットが普及して、動画や画像が手軽に楽しめる、このご時世にですよ?
わざわざAV買う?
動画や画像で満足できないにしても、レンタルすればいいじゃないですか?

高い金を払って買っているから偉いですよね。
だって、厳しい状況に陥っているAV業界や販売店からしてみれば上客ですからね。

さらに、私にとっても有難い存在ですよ。
だって、彼がいなかったら“一言居士”なんていう四字熟語を知ることができませんでしたからね。

『こいつみたいな人間のことをなんていうんだ?』

って思って辞書を検索した結果、一言居士っていう言葉に辿り着いたわけですから。
ちょっと視点をズラしてみると、印象が180°変わりますね。
今までは煙たいだけの人だったのに、なんだか聖人みたいなイメージになっちゃったなぁ。

面白いものです。
私にとって迷惑だと思った人も、実は役に立っているんですねぇ。

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