こんにちは、青山です。
いつも私のブログを訪れてくれて、ありがとうございます。

さて、今回は、購読者の皆さんがよくやる“ポストへの貼り紙”について語っていきたいと思います。

配達員のメリットとデメリット

毎日400部も新聞を配達していると、必ずと言っていいほど遭遇するんですよね。
ポストに新聞を投函しようと近づいていくと、見慣れない紙が貼りつけてある・・・。
紙を調べると、何やら文字が書かれている。

読んでみると、その内容は様々で、『明日から3日後まで留守にしているので新聞の配達を止めて下さい』とか、『明日だけドアポストの内側に新聞を落とし込んで下さい』とか、
『“古紙袋”(注1)を持ってきて下さい』とかいうものまであります。
正直ね、配達員からしてみれば、貼り紙をされるのって苦痛なんですよ。

というかデメリットしかない。
何故かと言うと・・・

1.内容を確認し、ポストから紙を丁寧に剥がさなければならない。
2.貼り紙をした家(購読者)を覚えておかなければならない(貼り紙に購読者の名前が書いてあれば助かりますが、書かれていない場合は面倒)。
3.貼り紙に書かれている内容と、貼り紙をした購読者の名前を店長(または担当の社員)に報告しなければならない。

まず1について話しましょう。
何故、丁寧に剥がす必要があるのかというと、紙が物的証拠になるので破れないようにしなければならないという理由からです。
店長などに報告するとき、証拠があった方が信頼性が高いですからね。

次に2について。
これは当然ですよね。
購読者の名前が分からなければ意味がありませんものね。

まあ、大体の方は紙に名前(またはマンション名・部屋番号など)を書いてくれていますがね。
でも、たまに名前を書いていない方がいます。
その場合、どこの誰なのかを覚えておかなければなりません。

しかし、これがキツい。
配達員というのは、自分の担当区域の全ての購読者の家と名前を覚えているわけではありませんからね。
慣れてくると配達するべきポストの場所を体が覚えているので、無意識に配達できてしまうんです。

だから、紙に名前が書いていない場合、その家の表札か何かで購読者の名前を確認しなければなりません。
でも、表札がない時は最悪ですね。
家の特徴や付近の目印になりそうなものを覚えておかなければならなくなりますからね。

最後に3について。
ホウレンソウって大事ですよ。
これを怠るとトラブルになったりしますからね。

まあ、どんなトラブルになるかは察してください。
だけれども、いちいち報告するのって面倒なんですよ。

以上が配達員の立場から見た場合のデメリットです。
メリットはありません。
まあ、あくまでも“配達員の立場では”、ですからね。

購読者のメリットとデメリット

これが購読者の立場ではどうでしょうか?
下記にメリットとデメリットを箇条書きしてみましょう。

メリット

1.店に電話しなくていいから、煩わしいことや齟齬がない(人と会話しなくていい。電話代の節約。店の営業時間などに縛られない。購読者の言い間違い、電話を受けた店の人間の聞き違いがない。電話を受けた人間が配達員に連絡し忘れるということもない)。

デメリット

1.文章を書くのが手間。
2.紙とインクとテープ(紙をポストに一時的に接着するもの)にコストがかかる。
3.貼り紙を配達員が見落とす可能性がある。
4.貼り紙が、風や“心ない第三者”によって剥がされる可能性がある。

購読者の立場だと、メリットの方が多いですね。
メリットが少なく見えるでしょうが、メリットの1だけで6つ分ですからね。
加えて、デメリットの3や4が起きる可能性は、それほど多くないでしょう。

となると、メリットの方がデカいってことですね。
配達員とは、えらい違いだな(笑)。

まとめ

配達員にとってはデメリットしかありませんが、購読者にとってはメリットが大きいということが判明しましたね。
・・・ということは、購読者が“貼り紙をやめることはない”ってことかぁ。
配達員が可哀想ですね。

だって、購読者と配達員のメリットとデメリットの“総和”なら、“デメリットの方が大きくなる”じゃないですか?
そこはさ、デメリットしかない配達員のことを労わってあげてくれてもいいと思いますよ。
・・・まあ、購読者が配達員のことまで考えてくれることはないかなぁ(苦笑)。

配達員よ、ドンマイ!

注1:読み終わった新聞を入れる袋。古紙袋に新聞をまとめておけば、月に一度、新聞販売店の人間が回収に来てくれる。

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