こんにちは、青山です。
いつも私のブログを訪れてくれて、ありがとうございます。

さて今回は、新聞の試読のお話です。配達員の視点に立った時、実は試読はとても大変なんです…この記事では試読のデメリットをまとめました。

配達員のモチベーションを下げまくる“試読”

配達員になると、避けては通れないのがこの“試読”です。
読んで字のごとく、試し読みのことです。
だいたい月一くらいのペースで、○○新聞を試読したいという人たちへ配達することになります。

これがまあ、最低なんですわ。
デメリットが多いくせにメリットがほとんどありません。
では最初に、どんなデメリットがあるのかを説明します。

1.配達する家を覚えなければならない

これはまあ、当然ですよね。
家を知らなければ配達できませんものね。
でも、これが意外と大変。

一軒や二軒なら覚えられるのですが、十軒や二十軒となると頭に入りきりません。
そうなると必然的に順路帳を持っていかなければならなくなります。
これが嫌なんですよ。

順路帳で片手が塞がってしまうので作業しづらくて仕方がない。
配達員によっては順路帳をバイクの前面に固定している方もいますが、試読のためにわざわざ器具を購入するなんて馬鹿馬鹿しくてやってられませんよ。
お金の無駄です。

2.配達部数の増加

当然、配達しなければならない新聞の部数が増えます。
これも嫌ですね。
1部や2部なら大したことないのですが、10部や20部となると辛いです。
かさばりますからね。

3.順路変更の可能性

普段通りの順路の動線上に試読を届ける家があればいいのですが、そうでない場合、順路を変更しなければなりません。
これが面倒!
たった一軒のために大きく遠回りをする羽目になったり、長い階段を上ったり下ったりする必要が出てきたりします。

4.作業時間の増加

配達しなければならない新聞が増えれば当然、作業時間が増えます。
順路変更した場合はさらに余計に時間がかかります。

5.賃金が発生しない

試読は“何部配達しようが金になりません”
これがなかなか、精神的に響きますよ。
だって、雨の日も風の日も雪の日も頑張って配達しているのに、その努力が給料に反映されないんですもの。
モチベーションが上がるわけない(笑)。

6.ミスるリスクの増加

これが“最大のデメリット”ですね。
その理由は、試読の特徴にあります。

試読には通常、≪チラシを入れません≫。
これです。
これが本当にヤバい。

え?
チラシを入れる作業がないんだから楽なんじゃないの?
そう思うでしょう?
でもね、違うんですよ。

夕刊にはもともとチラシを入れないので、夕刊配達の時は気にならないのですが、問題は朝刊配達時。
朝刊には“チラシ抜きで”と指定されている新聞や諸誌(スポーツ新聞など)以外には全てチラシを入れます。
まあ、ほとんど全ての新聞にチラシを入れると思ってください。

ってことはですよ、ほぼすべての新聞にチラシを入れているのに、試読にはチラシが入ってないんですわ。
これがどういうことかわかりませんか?

勘の鋭い人は気付いたでしょう。
そう、本来なら“チラシの入った新聞を届けなければならない家にチラシの入っていない新聞を届けてしまう”可能性が出てくるんですよ。

チラシが入ってるか入ってないかくらいで大げさな・・・って思っているそこのあなた!
考えが甘いですね。
これがとんでもない事態に発展することもあるんですよ。

「他の所にはチラシが入っているのに、どうして私の所にはチラシが入ってないの!?」って、物凄い剣幕のクレームがきたりします。
いや、店にクレームがくる分にはまだいいのですが、本社にクレームがいった時は最悪ですね。
上層部の方々が直々に謝罪することになったりします。

当然、その上層部の方々から配達員は怒られます。
しかし、配達員がバイトだった場合、怒られるのはバイトじゃなくて店長や社員さんです。
これがとても心苦しい!!!
申し訳なさ過ぎて切腹したくなりますよ、いやマジで。

次にメリットですが・・・

≪よく考えたら、メリットなんてありませんでした≫(笑)。

まとめ

いや~~~、デメリットしかありませんな(笑)。
試読をきっかけに購読契約してくれれば有難いのですが、そんな方は稀です。
そうなると、ただただ徒労に終わるんですよ。

骨折り損のくたびれ儲けとは、まさにこのことです。
しかし、試読がなくなることはありません。
ただただ、苦痛に耐えるしかないですね。

まあ、忍耐力が養われるとポジティブに考えましょう。

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