こんにちは、青山です。
今回はタヌキとキツネ (著:アタモト)のレビューとなります。

「タヌキとキツネ 」のあらすじ

ちょっぴりぬけてるタヌキとちょっぴりいじわるなキツネ。お山で暮らす2匹はとっても仲良し。ほっこり癒されるフルカラーコミック!(裏表紙より)

本作は心の加湿器だ

本作を知ったきっかけは、インターネットの動画でした。
ゆっる~いフォルムのタヌキとキツネがじゃれ合っている、というかキツネが一方的にタヌキをイジっているアニメーションで、内容は以下の通り。

キツネ「寝る前に絵本を読んであげようね」
タヌキ「わーい」

キツネがその手に持っていたのは・・・カチカチ山!
その時のタヌキの心底ブルってる顔ときたらもう、何とも言えませんでしたね。

ブラックなユーモアで笑えると同時に、タヌキに対して庇護欲を掻き立てられました。その動画を見て絵本が原作であることを知った私は無性に欲しくなりました。

・・・いやいや、買わんでしょ。
小学生どころか幼稚園児が読むような絵本をアラサー男が買いますか、普通?

買うわけないでしょう?
そんな奴がいるならお目にかかりたいものですよ。

・・・はい、私です。
購入してしまいましたよ。
だって欲しかったんだもーん(もーんってなんだよ)。
しょうがないよね、なにしろ物凄く癒されますもの、この絵本。
仲良しなタヌキとキツネの日常を描いているだけなのに・・・いや、だからこそ癒されるんでしょうかね。

ってことはですよ、本作を購入したくてしかたなかったってことは、私は自分でも気づかないうちに癒しを求めていたってことですよね?
疲れてたんですね(笑)。
まあ、疲れますよね。
学生には学生の辛さがあるし、社会人には社会人の辛さがありますものね。

その辛さが強すぎて心がカサカサしてるなぁって感じている人には、本作がお勧めです。
きっと、あなたの心を潤す加湿器のような役目を果たしてくれることでしょう。

癒ししかない

本作の内容ですが、基本的にキツネがタヌキにちょっかいを出す、というだけですね。たったそれだけなのに、何故こうも癒されるのか?

それは、やられ役のタヌキの表情が豊かで、かつ、ありえないほど形状が変化するところも面白いからでしょうね。
加えて、イジり役のキツネに対して腹が立たないということも重要なんだと思います。

イジりは、度を越えればイジめですからね。
しかし、キツネからは全く悪意を感じませんね。
むしろ、タヌキのことが大好きなんだなってことが伝わってきます。

「好きだからこそイジりまくりたいんだよ、それにタヌキの反応も面白いしね♪」っていうのがキツネの本音だと思います。

私はイジられキャラなのですが、キツネの気持ちが少し理解できましたね。
なにしろ、タヌキがホントに面白いんですよ!!!
タヌキの全身をコネコネしたい衝動に駆られます(笑)。

私がツボったのは、キツネのどら焼きをつまみ食いしたのがバレた時の、タヌキの顔です。
キツネに頬っぺたを握られて、ペシャっとなっているタヌキの、あの焦った顔!!!

これは是非とも本作を購入して確認していただきたいですね。

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