好意の自尊理論

こんにちは、青山です。

心理学には、自分の思い通りに相手をコントロールできるテクニックが沢山あります。
世の中には、そんなテクニックを悪用して他人を出し抜いたり、陥れたり、傷つけたりする輩がいます。
今回ご紹介するのは、そういう輩が用いるテクニックの内の一つです。
これを知っておくと、悪人に騙されて不利益を被る確率が少し減るので、是非とも覚えておいてほしいです。

ただし、悪用する側に回ってはいけませんよ?

好意の自尊理論とは?

人間誰しも、落ち込んでいる時には優しくしてもらいたいものです。
そう思っている時にタイミングよく慰めてくれる人がいたら、どうでしょう?
その人のことを好きになってしまうのではないでしょうか?

このように、自尊心が擦り減っている時に他人から好意を向けられると、通常よりも相手に対して好感を持ちやすくなるという心理傾向のことを“行為の自尊理論”といいます。

失恋してすぐに別な相手を好きになる人っていますよね?
あれは切り替えが早いとか、気が多いとかいうだけの理由ではなさそうですね。
ちょうどその時に、異性から優しくされた可能性もあります。

心が弱っている時は注意せよ!

失恋に限らず、大切な家族との死別や大事な物の紛失などで気持ちが沈んでいる時に忍び寄ってくる奴には要注意です。
純粋な善意から、あなたの力になりたいと思っている人もいるでしょうが、そうでない者もいるのでね。

もっとも、その見極めが難しいですよね。
凹んでいる時って、冷静に物事を判断する力がなくなっているでしょうから。
占い師とか宗教家とかに騙された有名人もいますしね。

騙されないためにどうするか?
やっぱり、信頼できる人が周りに沢山いたらいいんじゃないでしょうか?
“おかしな奴が介入する隙を作らないこと”、ですね。

しかしまぁ、私は思うんですけどね、重要なのは被害者の感情だけだなって。
騙す奴は悪いけれど、騙された当人が幸せならそれでいいかなってね。
第三者が口を挟むことではないでしょう。

だからと言って、騙す奴の罪がなくなるわけじゃないからな?

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